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釣り竿の素材「ブランクス」について

この記事の目次
  • ブランクスとは
  • ブランクスの特徴
  • カーボンとグラス
  • ソリッドモデルとチューブラーモデル


ブランクスとは
ブランクスとは、竿のガイドやリールシートなどを取り除いた部分を(ブランクまたはブランクス)と呼んでいます。

ブランクス

ブランクとは、カーボンやグラスの素材を棒状(釣り竿の形)にした物で、塗装する前の状態のこと、ブランク素材と言います。

つまり竿の元となる部分です。

このブランク素材には、上記で書きましたが、カーボン素材・グラス素材のほか、カーボンとグラスを混ぜたグラスコンポジット、今では見ることがなくなったボロン素材、フライロッドや紀州へら竿などに使われている竹(バンブー)などがあり、すべてブランク素材と言います。

ブランクスの特徴
それぞれブランクス素材の特徴を紹介しましょう。

カーボン素材
最近の釣り竿のブランクスとして最も一般的な素材です。
カーボンとは、炭素(元素記号C)のことで炭素繊維(カーボンクロス)をマンドレル(芯)という棒に巻き付けその上からカーボンテープで巻いたものを釜で高熱を加えて焼いてできた中空状のものを言います。
カーボンクロスの裁断形状で竿の肉厚が変わり、長さや太さ、アクション(調子)を決めて、テーピングで巻いていきます。テーピングをクロスして巻いていく技術をクロスラッピングと言います。
素材の中では、感度が優れているため、多くの釣り竿に採用されています。

グラス素材
グラス素材は、一般的には、ガラスクロスと樹脂でできています。
グラス竿は、しなやかに曲がり、ゆっくり元に戻る特徴があり、ルアー釣りなどで人気のある素材です。
特にルアーの巻物(クランクベイトやスピナーベイト)などを使用するときに魚をはじくことなくしっかりと喰い込ませることが出来る特性があります。
デメリットとして、カーボン素材よりも重く、感度が落ちます。
80年代の初めころまでは、グラスロッドが多く流通してましたが、カーボン素材の技術が進み、軽量で高感度なカーボンロッドが主流となりました。

グラスコンポジット素材
カーボンとグラスを混ぜ込んだ素材がグラスコンポジット素材です。
コンポジットの竿も一般的で、カーボンロッドのほとんどがカーボン100%ではなく、何かしら別のものとコンポジットされて販売されています。
カーボンとグラスの良い特性を掛け合わせた素材となります。

ボロン素材
今はほんと見かけることがありませんが、高価なボロンロッドというものがバスロッドで流行りました。
ボロンとは、ホウ素のことで、ホウ素とクロムを炭素(カーボン)に添加した物をボロンと言います。

バンブー(竹)素材
バンブーロッドと言えば、竹製のロッドで、フライロッドなどで、竹を張り合わせて作られた六角形のロッドなどがあります。
竹そのものを素材としたへら竿などもあります。

この他にも釣り竿の素材としていろいろあると思いますが、主だったところはこの5種類です。

カーボンとグラス
現在市販されている釣り竿の大半が、カーボン素材のブランクスを使用したものです。
なぜ?カーボン素材なのか?

カーボンは、軽量、好感度で、釣り竿として、最も使いやすい材質だからです。
技術の向上で、カーボンブランクスを安価で作ることが出来るようになったことにより
重く感度の劣るグラス素材の竿が少なくなり、カーボン素材の竿が一般的になったのです。
しかし、上記でも書きましたが、グラスにも良いところがあります。
特にルアーの釣り(巻き物)では、まだまだグラスロッドが活躍しています。

ソリッドとチューブラー
よくルアーロッドで、ソリッドモデルとかチューブラーモデルということを聞いたことがありませんか
簡単に言うと、芯が詰まっているか、中空構造になっているかの違いです。
上記でカーボンは、マンドレルという芯にカーボンクロスを巻き付けて釜で焼いて作ると書きましたが、当然芯を抜くわけで、中空構造になり、この製法で作られるカーボンブランクスは、チューブラーモデルと呼ばれます。
カーボンブランクスのソリッドモデルもありますが、カーボンブランクスの特徴『軽量』がなくなってしまうので、すべてソリッドと言うのは、あまりありません。
カーボンブランクスのソリッドモデルは、穂先の部分だけがソリッドモデルと言うのが一般的です。

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