ルアーのカラーローテーションは、釣果に結び付く大事な作業です、どの色がヒットパターンなのかを探すために行います。
では、魚は色をちゃんと識別できているのか?
という問題です。
色が解らないのでは、カラーローテーションもあまり意味ないですよね。
以前は、『魚は色を識別できない』と言われてました。
しかし、最近の『顕微分光光度計』を用いた実験で、ほとんどの魚が色を識別できるという結果となっています。
(一部の深海にすむサメ類は、色を識別できないようです。)
一昔前、魚は、色自体を認識できず、明暗でしか認識できない、なんてことが言われていましたが、色は、ちゃんと識別できるようです。ルアーのカラーローテーションで、釣果が変わるのもこれで、納得がいきますね。
ところで、気になるのは、魚がどれくらい、物を目で見て、認識できているか?
魚の視力です。
目が大きくて特徴的なメバルだと、どれくらいの視力なのでしょう。
メバルの視力は、0.11程度とされています。
これは、人と比べても決して良い方ではないです。
むしろ目が悪くて眼鏡をかけないといけないレベルです。
(めばるは、眼鏡なしでは、車も運転できません)
魚の視力は、だいたいですが、0.1~0.6程度だそうです。
大型の回遊魚(マグロ・カジキなど)が一番視力が良くて0.5前後
淡水のブラックバスは、0.17前後
海水小型魚(メバル・スズキなど)は、0.1前後
となっています。
ちなみに、猫の視力はもっと悪くて、0.1~0.2程度と言われています。
ただ、動体視力はすごく良くて、動いているものは、しっかりとらえます。
しかし、魚は遠くのエサをしっかりと見つけますよね。
視力自体は弱いのですが、魚は目には、ズーム機能みたいに、レンズを視軸の方向へ出したり、引っ込めたりして、焦点を合わせる機能が備わっています、そのおかげで、遠くのものも、鮮明に見ることができるということです。
色彩の話に戻りますが、魚は、人間よりも、視細胞が一つ多く、紫外線を色光として見ることができます。
ルアーなどで、紫外線とかUV対応と書いてあるのは、紫外線によってルアーが、魚からは認識できるように、なっているんです。
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